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アメリカへの精密機器の輸出支援報告【輸出業務代行事例】

 2012年3/25(日)~3/27(火)で米国のピッツバーグへ出張で行って参りました。クライアントは検査装置のメーカー様で、ピッツバーグ大学の関連施設への輸出が今回のミッションです。打合せは無事成功し、これから具体的な輸出手続きに入ります。 

 

<サービスの概要>

プロセス 実施内容
輸出に関する調査 ・日本国内の輸出に関する規制調査
・米国内の輸入に関する規制調査
・通関業者へのヒアリング
・各種貿易関連団体へのコンタクト
・貿易手続きに関する提出資料作成(英語版)
出張サポート ・出張の手配
・出張同行(通訳、貿易手続きの説明)
輸出業務代行 ・契約書作成の助言
・経済産業省への輸出届け作成代行
・通関業者の手配
・貿易事務一式の代行

 

<費用>
約70万円 *旅費・宿泊費は別途

 

<当ケースのポイント>
 検査装置等の精密機械は軍事目的への転用の可能性があるため、届け出の作業に多大な労力が求められます。また、弊社がサポートに入る前の段階で、某通関業者の勘違いが原因で顧客側が異なるセグメントの製品と誤解してしまい、米国への輸入手続きが大変であると勘違いされてしまっていたので、それを覆すエビデンスの収集に時間がかかりました。出張で実際に会ってその点を説明でき、クリアにできたことで商談が一気に進展しました。

 

<ピッツバーグとピッツバーグ大学>
ピッツバーグの街並み
 ピッツバーグには米国最大の製鉄会社であるUSスチール本部がある通り、昔からの重工業のイメージが強い街です。しかしながら現在のピッツバーグはその様相を大きく変え、全米でもトップクラスの住みやすい街としてランキングされたり、カーネギーメロン大学やピッツバーグ大学のような学園都市という面も持ち、また実際に滞在してみると重工業の街としての印象は全く無く、大きな川沿いの綺麗な都市といった印象です。
 また現在のピッツバーグの主要な産業も、カーネギーメロン大学を中心としたITやロボティクス産業、ピッツバーグ大学を中心としたスポーツ、医療、バイオテクノロジー産業、加えて原子力大手のウェスティンハウスの本部がある通りのハイテク産業が中心となっております。
 今回の商談には著名な大学教授も参加し、議論をさせて頂きましたが、一風変わった方でした。産官学が一体となり、一つの産業の衰退から脱皮し、新たな産業を作り上げていくアメリカの底力を実感した滞在でした。

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