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台湾における日本のサービス業の存在感【コラム】

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 日本に近しい印象のある台湾ですが、実際に行ってみると日本ブランドの多さに驚かされます。しかし、かつて「Made in Japan」と言えば自動車や電化製品を想い浮かべましたが、現代ではサービス業の方が目立っているようです。

 10月でも朝から昼間は連日夏日ですが、夕方には必ず雨が降り、少し涼しくなります。そういう暖かい気候なので、台湾の二人に一人がバイク(ほとんどスクーター)持っていて、碁盤の目のような台湾市内では主要な交通手段です。2人乗りをしている人もよく見かけます。バス亭で待つ人々の列はまばらです。
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 そしてこのバイクなのですが、実は台湾国産メーカーでシェア9割以上を占めているようです。日本には世界的なバイクメーカーが数社ありますが、台湾では勝てていないのです。
 続いてサービス業を見てみると、日本ブランドのお店が多数目につきました。吉野家は70件くらいあるようで、一般の食堂と比べると値段は高めですが人気です。後はファミリーマート(全家)や和民があり、そして台北駅近辺にB1F~4Fまでのユニクロが近日オープンという広告を見かけました。
 また、高級マンションの建設ラッシュのようですが、「代官山」「軽井沢」「金沢」とかいう名前がついてて、日本=お洒落という図式で台湾セレブの気持ちをくすぐるようです。
 旅行者としては、当然こういう現地のお店の方が嬉しいですが。写真は約2,000円のディナーです。物価はだいたいこのような感じです。
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 日本語のTV番組も豊富で、日本が身近に感じられる国です。従来とは違う、ソフト面での日本企業の海外進出を実感した旅でした。

2011年10月
増田 雅子